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やっとコザクラちゃんが完成しました(*´ー`*)

みなさま、ご無沙汰しております。

9月になってもまだまだ暑い日が続いておりますね。お元気でお過ごしでしょうか。

職人モモの方は、なんだか精神的に落ち着かない日々を過ごしております。


ここから少し、製作とは直接は関係ないけど、製作がなかなか進まない原因にもなっているかなと思われる、職人にリアルな近況をお話しますね。(大袈裟w)


昨年の9月に父が亡くなってから、その喪失を大分長い間引きずってしまい心がゾワゾワして長時間集中できなくなっていたことは、以前のブログ記事でお話しました。

相続の手続きに駆け回って最初の2か月くらいはあっという間に過ぎ、父の荷物の整理や同窓会への連絡や古い友人への連絡など、父の軌跡を追う仕事を終えるころには半年経っていました。

ようやく少し落ち着けるかなというところで母親の体力が急速に衰えていることを実感する出来事が重なり、私の家のそばに引っ越しをするプロジェクトがスタートしました。


アパートの部屋なんて簡単にみつかるわい!と世間を甘くみていたのが大間違い( ノД`)シクシク…

これから世の中は高齢化社会になっていくわけだし、空き家は増えるんだから借り手市場だろうと高をくくっていました。本格的な部屋探しは秋になってからでいいよねなんて悠長に構えていた親子に突き付けられた現実は厳しいものでした。それが6月の終わりのことです。


まぁ、うちの親の提示する部屋の条件が中々厳しいものであったこともあります(;・∀・)

孤独死や年金支払いによる家賃滞納を危惧する世間様の風をものともしない、うちの母親の世間知らずぶりがなんとも痛い(笑)

高齢者の一人暮らしなので、アパートを紹介されます。そして大抵1DKを紹介されます。

職人モモの住んでいるところは西武線のひばりが丘という駅から南に歩いて徒歩7分くらいの所なので、そのくらいの広さですと6万円くらいで探すことが出来ます。紹介してくる不動産屋さんもまぁまぁ的を得ています。ところがうちの母親が希望するのはなんと3DKのファミリータイプ!沢山のお洋服が入らないとか箪笥は2つは持っていきたいとか1階で専用庭が欲しいとか、その上「ももちゃんのおうちから3分くらいがいいわ」とのたまう。思わず髪を搔きむしって「キーッ!」となりそうになるのを何度抑えたことでしょう・・・。抑えきれなかったこともありました・・・。(;^ω^)


不動産屋で母の横でそれを聞く私。「そんな部屋あるわけネーダロゥ!!!」と言いたかったですよ?でも大人なので口を過呼吸のようにパクパクするだけに抑えました。

結局、2DKか1LDKの築浅の物件で駅から南側で徒歩7分以内1階で専用庭(おい!)が付いている「きっとみつからないだろーなー」という条件で不動産屋さんにお願いして帰りました。暑い暑い夏中、内見に走り回り(走るのは不動産屋の車)何件も見て気に入っても審査に落ちたりして、引っ越しは実現しないかも・・・と親子で溜息ついていましたら、ありました!

そこは私が夜のウォーキングで何度も通っていた道に建っていたアパートでした(笑)

こんな近くに条件の合う物件があったとは。世の中、未来のことはどうにかなるから心配しなくてよいって誰かがいってた気がするけどホントその通りです。


築7年の築浅で一階、外観は綺麗でいわゆる大手ハウスメーカーが建てた賃貸アパートです。広さは1LDK(6畳洋室+9畳洋室)で一人暮らしには十分。8畳くらいの専用のテラスも付いています。お洒落なカフェテーブルが似合いそうなテラスなんですが、窓からの出入り口に高齢者用の階段を置いたので若干渋い雰囲気に仕上がりました(^^ゞ 新居が決まり引っ越しを終えても職人モモのバタバタは終わりません。引っ越しで新居になじめずボケが始まっちゃった、なんて話はよく聞くので、今度は母親に地域に馴染んでもらうために公民館に連れて行ったり、ひとりで寂しかろうと駅前で外食やお茶したり、本好きな母のために図書館でカードを作ったり、忙しさに時々「キーッ!」てなりそうになると「昔は私が世話をしてもらったんだから」と言い聞かせてました(笑)


一番大変だったのは、母親の住民票の移動とそれに伴う、各方面の住所変更届の手続きや、実家で契約していたものを終了または変更の書類手続きでした。各書類は字も小さく、役所関係は回りくどく書いてあるのでお年寄りには厳しいです。実際、市役所では子が老親の代理で手続きしている姿をたくさん目撃しました。で、この代理申請ってのも大変で、委任状や必要な身分証明書を含めると提出書類が2倍に増える感じです。手続きはなるべく1回で済ませたいと用意周到に出かけても「すみません、それは本庁でないと手続きできないんですよ」と言われた時のショック。倒れそうになりました(笑) 倒れそうな私をよそに、母は今では新居での生活を楽しみ、毎日ミニバスで出かけて地域の活動にも参加して(早!)ものすごいスピードで馴染んでいます。ほんと未来なんてなんとかなっちゃいますね(笑)


さて、わたしに残された最後の大仕事は父から譲り受けた築50年の御殿((笑)の売却です。古い家ですしあちこち痛みも出て、一日も早く誰かに譲って住んでもらうなり建て直してもらうなりした方が良い感じです。50年間蓄積された荷物は不用品回収業者があっという間に持ち去ってくれました。しかしその後の汚いこと!w嵐が去ったかのような様相です。これを掃除するのに骨が折れました。気持ちも折れてダスキンさんに頼むことにしました。初めからそうすれば良かった(;^ω^)


以上が私のいままでの一年の大きな流れです。あっという間に月日が流れてしまい、腰を落ち着けて考えるということが出来ませんでした。じっくり落ち着いて、一日なにも予定を入れない日でないと制作できないタイプの職人モモには中々つらい日々でした。でもきっと人間には自分を優先できない時期が誰にでも訪れるのでしょうね。そういう時期だと達観して精一杯タスクをこなすしかない日々があるのだと思います。父の家が人手に渡ったら、ようやく私も一息つけるような気がします。



そんな日々の中で、この日だけは制作しかしない!という特別な日を少しずつ重ねてようやく完成したコザクラインコちゃんのお写真を載せます。柔らかい羽毛の表現、柔らかい色合い、幸せそうな表情、鳥のフィギュアを作る職人として極めたいと思っているところに新技法を用いました。見てくれるみなさまがほっこりしてくださいますように♪







長々読んでいただきありがとうございます

それではまた♪








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