職人モモ

2020年9月8日3 分

サザナミちゃんのお披露目後記、制作は山登りとおなじ、の話

9月9日から13日まで開催していたヤフオク!でのお披露目が無事に終了いたしました。

新しいママさまとしてオークションにご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。

今回ご縁が結ばれなかったみなさまと、いつの日かご縁がございますように願っております。

また、たくさんの皆さまが関心をよせてくださり、制作のモチベーションに繋がってますのでとても有難いと思っています。これからも精進して「なにこれーっ!モフモフしたいー!」と言われるような子達が生まれるように頑張って参ります!次回のヤフオク!ですが白くてふわふわ天使みたいな羽衣天使、じゃなくて羽衣セキセイインコさんをお披露目予定です。ただ今制作中ですが、すでに「ムチュー(๑¯ิε ¯ิ๑)」したい衝動を抑えるのに必死!な子に育ちつつあります(親バカ)

オークション終了まで余程のことがない限りは数日開催を設定しております。その間職人が何をしているか?今日はちょこっと舞台裏に(だれも取材に来ないので自分で)潜入取材をしてきました(笑)

オークションでお披露目中の子は「あとは巣立つだけ!」の席に鎮座して毎日職人の作業を眺めているので、いやでも職人と目が合います。

そうすると気になるのですよね。これは職人の性なのでしょうが「もっと可愛くできるんじゃないか?なにかおかしいところがないか?」といつまでもしつこく探してしまうのです。

作品というのは山登りと同じで頂上(完成)というものがあり、そこが終着点で一番完璧な姿なのです。山登りだと目印があるので「辿りついた」と分かるのですが作品制作の道のりにはそれがありません。ぶっちゃけいつまでも同じ作品を制作しつづけることが出来ます。この「いつまでも出来る」というのが曲者で、やりすぎると終着点をすぎて折り返していることさえあります。山登りでいうなら頂上を通り越して下山ルートをあるいている状態です。作業を加算しすぎて逆に完成度を下げてしまい、ずっと同じ作品を見続けて新鮮度を失った目は問題点が見えなくなります。職人モモがオーダーをお引き受けして、大体の完成時期を先に決めてしまうのは、新鮮度を失わない内に正しいルートで山を登り切ることが作品の完成度の頂点(頂上)を見誤らない、という理由からだったりします。

今回のサザナミさんは、実は手を加えました。

じーっとみているとどうしても気になる点があり、何が気になっているのかはっきり分かるまで2日ほど放置してただ見つめていました。結果は左右のお顔の可愛さの差でした。その原因は目元のちょっとした羽毛の生え具合と密度の差であると分かったので手を加える事にしました。

写真右側の目の周りの皮膚の部分を足して上げてさらに羽毛を増毛!してあげました。

そうしたら、優しいクリッとした目元になって左右差がなくなったと思います、いかがでしょう♪↓

最後にオークション出品時には前側がリボンだったセーラーカラーも手を加えてみました。

今回の山登り(サザナミインコ制作)は無事に本来の頂上に辿り着いたような気がしますホッ

職人の自己満足なんでしょうけどね( ´罒`*)✧

それか親心か・・・。

アトリエから巣立つ子はいつまでもオーナーさまに愛されて可愛がってもらえるように出来るだけの事をしてやりたいと思います。そして何よりも、職人とフィギュアの子はオーナー様が笑顔になってくれる事がいちばん嬉しいのです(´︶` )♡

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