フィギュア誕生のエピソード②コザクラインコの游子ちゃん
みなさま、こんばんは
先日ひさしぶりにヤフオクでお披露目をさせていただきました。
私事でしばらく遠ざかっていたにもかかわらず、もう一つのブログ(ヤプログ)の方へ「お帰りなさい」と温かいコメントをいただいたり、ヤフオクへ3000を超えるアクセスをいただきました。
みなさま、本当にありがとうございました。これからも精進して本物のぬくもりと愛を感じられるバードフィギュアつくりを目指して参ります٩( ''ω'' )و
さて、今夜はフィギュア誕生秘話第2回をおはなしさせていただきます。
今日の主役はノーマルコザクラインコの游子(ゆうこ)ちゃんです。
ある日、このようなメールが届きました。
「先日、わたくしの母が13年間可愛がっていたコザクラインコが天国へ旅立ちました。」
家族も同然の愛鳥とのお別れで気を落としていらっしゃるお母様を、なんとか慰めようとお嬢さんがアトリエに相談してくださったのです。
游子ちゃんに似たバードフィギュアをプレゼントしてお母様に少しでも元気になっていただきたい、という願いが込められたプロジェクトは、飼い主であったお母様には極秘で進められました。
游子ちゃんの可愛い姿を一番そばで見ていたお母様から直接おはなしをお伺い出来ないのは残念でしたが、ご依頼主のお嬢さんができるだけ游子ちゃんの資料を集めて来てくださいました。
制作途中の写真をお嬢さんに見ていただいて「腰の瑠璃色はもうすこし濃い色でした。」など教えていただきながら手探りで游子ちゃんに近付けてゆきました。
お嬢さんに合格をいただいてお母様の元に巣立たせました(発送しました)が、箱を開けるまでお母様はこの事をご存知ありません。お気に召して戴けるか、笑顔になっていただけるか、もう心配でドキドキして到着まで気が気でありませんでした。
発送の翌日、游子ちゃんフィギュアを受け取った
お母様から喜びのメッセージが届いたとお嬢さんから連絡をいただいた時は飛び上がるほど嬉しかったです。
お母様は普段とても穏やかな方で感情をあまり表に出さない方だそうですが、気持ちが溢れているメッセージだったので職人モモにもスクショを送ってくださり、プロジェクト成功の喜びをシェアーしてくださいました。
お嬢さんの許可をいただいてみなさまにも写真でシェアーさせていただきます♪
お母様のアイコンは游子ちゃんと一緒に暮らしていたオカメインコのレモンちゃんです。
レモンちゃんは游子ちゃんフィギュアと対面して何かを思いでしたのか、そばに寄って「行ってくるよ」と話しかけたそうです。お母様から、インコも認めるクオリティとお褒めのお言葉を戴きました♡
もともとアトリエプリュムは、愛鳥を亡くしていつまでも涙に暮れる母親の為に、娘である職人モモが手探りで作ったのが始まりです。今回のプロジェクトではご依頼主さまのお母様とわたくしの母親の姿が重なっていたので本当に嬉しかったです。(*´ω`*)